読者が推薦!私の街の“いい女”

読者が推薦!きらきら輝く、私の街の“いい女”

常連客の柳瀬才一さん(右)の歌と、小宮さん(左)の踊りに拍手かっさい! 「カラオケスナックは“おしゃべり禁止”の店が多いんやけど、ここは楽しく話せるのがいい。毎日来てますよ」と柳瀬さん

和服姿でお出迎え さあ、歌って、笑って!

小宮 美智子さん


正午すぎ、宇治市のカラオケスナック「パル」を訪ねると、カウンター席でくつろいでいた常連さんが、歌を披露。それにあわせて、ママの小宮美智子さんが踊ります。そろった指先、つやっぽい表情にドキドキ!
小宮さんが、演歌などの歌謡曲にあわせて踊る「歌謡舞踊」の存在を知ったのは、16年前。
「創始者である『鳳凰流』の家元・尾崎涼子さんの舞台を見て、弟子入り志願しました。お免状をいただくと同時に、先生がされていた福祉施設でのボランティアをすることになって」。こうして、障害のある人たちに踊りを教え始めました。
「最初はうまくなじめず、落ち込みましたね。でも、喜んでもらいたい一心で2年ほど続けていたら、ある日、一言も口をきこうとしなかった人が、歌おうと声を出してくれて。心が通い合う瞬間がうれしくて、気がつけば15年たってました」
今では、差し入れ持参で店に来る人も。
「だから、お店は全面バリアフリーに改装しました。年3回はお店を貸し切って、施設の人を招待してカラオケパーティーをするんですよ」

パル(宇治市神明東23)=TEL:0774(20)9895


推薦者の声

私が勤めるお店のママ。長年、障害のある方々にボランティアで「歌謡舞踊」という踊りを教えておられます。すてきな人なので、絶対一度会ってください!(宇治市・Rさん)

手料理でもてなしてくれた渡邉さん。オクラを使った前菜、炊飯器を使って作る鶏肉のバロティーヌ…など。おいしさのあまり、記者とカメラマンは、しばし無言に

「楽しんじゃえ」精神で
異国の絵と料理をマスター

渡邉 敦子さん


夫の仕事の関係で一家でドイツに2年、フランスに10年住んでいたという渡邊敦子さん(47歳)。「一緒に買い物に行っても、“お姉さん?”と聞かれるほど年齢不詳なんです」という長男・Aさん(17歳)の証言通り、いきいきした魅力の持ち主。輝きの秘密は、フランスで学んだ絵画と料理にあるようです。
今年3月に帰国し、京都市内で絵画教室を、自宅では少人数のフランス料理教室を、そしてフランスのおそうざいのデリバリーにも挑戦する渡邉さん。絵を習い始めたきっかけは、「言葉の壁に苦しんでいたころ、“悩んでいても仕方ない”と、市民講座に通いはじめたこと」。その後フランス料理も学びます。
現在、自宅で教えているのは京料理の手順を取り入れたフランス料理。
「私が実際に作って、見て覚えてもらうのが中心。完成した料理を食べてもらうときが一番盛り上がりますね(笑)」

ブログ「paris─kyoto セ・ラ・ヴィ」http://parisroset.exblog.jp/


推薦者の声

僕の母は、10年間暮らしていたフランスで、絵と料理を勉強して、帰国後は教室をしています。子どもの自分から見てもかっこいいなぁ〜と思います(伏見区・Aさん)

会場で、次の試合のビラを配っていると、顔見知りのファンが大田さんを呼び止めます。「ハンナリーズのファンは、観戦マナーがきちんとしていて、気持ちのいい人たちばかり。ほんと、自慢なんです」

優しく、ときには〝男らしく〟⁉
チームを裏で支えます

大田 井子さん


キュッキュッという靴音とともに選手たちがコートに飛び出し、ウオームアップを始めました。ここは、京都ハンナリーズの公開練習が行われている、伏見区の横大路体育館。見学に訪れたファンが観客席につくと、大田井子さんがやって来ました。
「公開練習の日は仕事が少なめ。大変なのは試合の日です。ボランティアさんと、コートに1枚5㎏ほどあるパネルを敷き詰めたり、お客さんの対応に追われたり…」
こうした仕事をテキパキこなす大田さんは同僚からの信頼も厚いよう。
「彼女は仕切るのが上手で、ボランティアさんや業者の方に、1人で手際よく指示を出しています」と広報担当の奥村佳奈さん。そんな大田さんですが、話し方が優しく、ソフトな印象です。
「実は努力してるんですよ。ボランティアさんとのチームワークは特に大事なので、話し方ひとつにも気をつけたいなぁと、普段の1・5倍はゆっくりしゃべってます(笑)」
昨年秋に生まれたばかりの「京都ハンナリーズ」は、応援してくれる人を育てていくことも重要課題の一つ。陰の立役者たちが、チームの士気を握っているのですね。


推薦者の声

私の職場は、プロバスケットボールチーム「京都ハンナリーズ」の支援をしているのですが、この運営に携わっている大田さんは、美人の男前。どんなに忙しくても笑顔なんです(南区・Sさん)


記者より

前回の「いい男」特集ではイケメン店員さんを推薦するお便りが目立ちましたが、「いい女」編は、自分の家族や職場の上司など、身近な人を推薦する声が多数。あなたのそばにも輝く女性は、たくさんいるはずですね!


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