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竹が主役の「第2回 長岡京竹あそび」開催

竹林から切り出された青竹に、優しい光をともす「エコローソク」─。
4000本以上の竹のあかりで長岡天満宮から長岡公園一帯をライトアップする、市民の手づくりイベント「長岡京竹あそび」の第2回が10月9日(土)に開催されます。主催する「長岡京竹あそび実行委員会」の取り組みを取材しました。


「長岡京竹あそび実行委員会」のみなさん。「おとなりさん互助会」「長岡京市生活学校」「長岡京市環境の都づくり会議」などのボランティア団体が参加

同委員会には、長岡京市で「竹」や「環境」をテーマに活動するボランティア団体・15組織が参加しています。副委員長を務める北川明さんに話を聞きました。

「長岡京市は、昔から竹とのかかわりが深いところ。ところが最近は、後継者不足などで竹林の整備が行き届かず、宅地への拡大などが問題になっています」

北川さんは竹林整備のボランティア活動を行う一方、1992年から間伐した竹を使ったイベント「おとくに竹あそび」を開催。これらの活動を継承しようと昨年結成されたのが「長岡京竹あそび実行委員会」です。


“エコローソク”は、家庭から回収した廃油を活用。ろうの型をとるタマゴのパックは、地元の業者から提供されたもの

竹のあかりが人をつなげてくれる

イベントは、竹林での竹切りや“エコローソク”づくりをはじめ、会場での竹の配置、ろうそくの点火、会場整理、コンサートに至るまで、すべて市民ボランティアの手で行われます。

「団体同士のつながりができたことで、それぞれが持っている経験や知識、ネットワークが集結し、それが相乗効果となって、より大きなパワーが生まれるんです」と話すのは事務局長の佐古節夫さん。取材時のミーティングでも、ろうそくのつくり方からチラシの配布先、当日のイベント内容といったさまざまな課題に対し、メンバーが次々とアイデアや対策を提案し、心を一つにして取り組んでいました。

「竹林整備はとてもキツイ作業です。でも、イベントでは美しい竹のあかりが疲れを癒やしてくれる。それがみんなの楽しみになり、活動を続ける励みにもなっているんですよ」(佐古さん)

竹のあかりが人をつなげてくれる

第1回となった昨年のイベントには、2000人以上が来場したとのこと。委員長の江川宗治さんに、今後の意気込みを尋ねました。
「竹を活用したあかりのイベントは珍しく、今では長岡京の例を参考に、全国各地の放置竹林問題を抱える地域などに広がっているんですよ。
私たちは“竹の街”にふさわしい、全国に誇れるイベントをこれからも絶やさないよう、みんなの手で続けていきたいと思っています」 同委員会では、ボランティアスタッフを募集中。

問い合わせ・申し込みなどの詳細は、
ホームページ(http://nagaokakyotakeasobi.jimdo.com/)で確認を。
応募は9月30日(木)まで。



日時/10月9日(土) ※雨天順延10日(日)

昼の部:
午後1時〜4時
◆ エコローソクづくり
◆ 竹で遊ぼう(竹筒ボーリング、竹笛など)
◆ 竹工作教室 ほか
夜の部:
午後5時〜9時
◆ 4000本以上の竹あかり点灯
◆ ボランティアコンサート(尺八、独唱、オカリナなど)ほか
  会場/長岡天満宮境内〜長岡公園一帯
(阪急「長岡天神」駅から徒歩約10分、JR「長岡京」駅から徒歩約20分)

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