アクティ城陽商店街の空き店舗を利用して、6月にオープンした「城陽コミュニティショップ彩(いろどり)」。地元を活性化しようと、さまざまな試みがここで行われています。先月はこの近くに「レンタルスペース彩」も誕生。その様子を見に行ってきました。
「城陽コミュニティショップ彩」は、JR「城陽」駅から徒歩約5分のアクティ城陽商店街の中にあります。
ショップができたいきさつは─。「そもそも城陽の商店街は人通りも少ないから力を合わせて活性化しようと、寺田シビック地区の5つの商店街の会長さん方と市役所、商工会議所が話し合い、『まちなか商店街にぎわいづくりの会』を作ったのが始まりです。会が去年初開催した手作り市『山背(やましろ)彩りの市』には3000人以上が来られました。このショップ開店もその活動の一環です」とスタッフ(まちなか商店街にぎわいづくり推進員)の小山雄治さん。
ショップでまず目を引くのは、城陽の名産品である、まばゆいばかりの金銀糸の展示。これらを使った小物や、漬物、こんにゃく、梅ジュース、お茶、お菓子などなど、地場産品約60品目の展示販売もあります。
「ここには城陽市内にある地場産業のお店の商品を置かせてもらっています。ここから遠いお店が中心なので、『名前は知ってるけどなかなか行けへんわ』というお客さんにも好評です」(小山さん)。ショップでは商店街の人が講師を務めるカルチャー教室やうたごえ喫茶などのイベントも企画しています。
手作り作品を売ってみたい人注目
続いてJR城陽駅前商店街内の「まちなか商店街にぎわいづくり事務所」に生まれたのが、「レンタルスペース彩」。「こちらは、城陽近辺に住んでいる手作り作家の方に棚を提供し、展示販売に使ってもらおうというものです」(小山さん)
奥行き40cmの棚の幅90cm分が1人分のスペース。「老後の趣味として花を愛し、布とともに楽しんでいます」といったコメントとともに、ドライフラワー、布小物、革製品、かっぱの焼き物など個性豊かな商品が並んでいます。
小山さんに目指すところを尋ねると、「一番の目標は商店街にお客さんが来てくださること。9月5日(日)には、両商店街周辺で第2回山背彩りの市も開催されます。パフォーマンス系がかなりパワーアップしていますので、にぎやかになるんじゃないかと思いますよ」
レンタルスペース彩では、出展者募集中。レンタル代は1スペース1カ月2500円~。イベントなどの手伝いをしてくれるボランティアも随時募集中です。
問い合わせは、
まちなか商店街にぎわいづくり事務所=TEL:0774(56)2211=へ。
事務所、ショップとも午前10時~午後5時。水曜休。