京都にはおいしい甘味屋さんが本当に沢山あります。
ですから、春には○〇店のお菓子、夏には△△店の氷、秋には□□店のお団子、冬には◎◎店のおぜんざい…と言うように、甘いもん好き達は、四季折々の美味しいものを渡り歩くことで、自分流の「甘いもん歳時記」を持っているような気がします。
私が、梅雨時分から食べたくなってきたのが河原町今出川にある「みつばち」のあんみつ。立て続けに2度行ってしまいました。
「みつばち」さんはお店の名前もひらがなで愛らしく、時おり模様替えされる手描きの暖簾も素朴で、味わいのある外観です。
そして、店外の看板にも書かれているように、「寒天」が自慢の「寒天愛」に満ちたお店なのです。
そこで、寒天の味をストレートに味わえる「白玉あんみつ」を注文しました。
四角くカットされた少し不透明な寒天に、トッピングは、赤エンドウ豆、餡子、白玉、色鮮やかなアンズで、たっぷりの黒蜜が添えられていました。
まず寒天だけ食べてみると、プリッとした弾力のある食感で最後に海藻の香りがしっかりと残り、そういえば「寒天」は海藻からできているなぁ、と改めて思い出したくらいです。
自分で作る寒天デザートはそんな風味が残らないので不思議でしたが、「みつばち」の寒天は、千葉県産の天草(テングサ)をじっくり2時間も煮込んで仕上げられているので、ダイレクトに天草の香りを感じるのだそうです。
皮も柔らかい赤エンドウ豆と小豆は北海道産、黒みつは沖縄県波照間島の黒糖、と素材にこだわり一つ一つ手作りされていて、それぞれ素材の味をしっかり感じました。白玉はやわらかで、アンズはちょっぴり酸っぱくてそれがまた爽やか。
そのちょっぴり酸っぱいアンズも人気があり、数量限定の「特製あんず氷」はアンズの果肉を氷みつにしているので、存分にアンズを味わえます。しかも、寒天が添えられていました。
「みつばち」さんは店内も可愛らしい雰囲気なのですが、あんみつの器がどれも丸みを持ったフォルムで、私は、食べていると穏やかで幸せな心持になれます。
「みつばち」さんには持ち帰りメニューがあり、現在、表の小窓から注文して受け取れるようになっているので、あんみつや豆かん、ところてんなど、自宅で味わうこともできます。暑い日に、つるんとした寒天はおすすめですよ。
みつばち
京都市上京区河原町今出川下る梶井町448-60
TEL:075(213)2144
※営業時間等は問い合わせして確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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