自由研究に役立つイベント

2023年7月28日 

リビング編集部

自由研究に役立つイベント

夏休みの宿題で悩みがちなのが「自由研究」では。そんな人に参考になる催しを紹介します。子どもはもちろん、大人も楽しく学べそうですよ。

開催日時 料金 場所・問い合わせ

じっくり満喫プラネタリウム「流れ星の秘密」

8月は「ペルセウス座流星群」に注目

プラネタリウムはスタッフの生解説も聞きごたえあり

京都市青少年科学センターのプラネタリウムのプログラム「じっくり満喫プラネタリウム」では、特集番組「流れ星の秘密」が開催中。流れ星の解説や観察の仕方などのほか、当日の京都の星空も紹介されます。

特に今年の夏は、8月11日(祝・金)〜14日(月)の「ペルセウス座流星群」に注目を。「出現のタイミングが新月に向かう時期にあたるので、夜空が明るくならず、観測条件がよい年なんですよ」と同センターの山田勝彦さん。

  • ❶8月24日(木)までは午後1時〜/午後4時〜。8月25日(金)〜10月18日(水)は平日午後4時〜、土日祝午後1時〜/午後4時〜。木曜休館(8月10日・17日・24日は開館)
  • ❷プラネタリウム観覧料一般520円、中高生200円、小学生100円(要入館料一般520円、中高生200円、小学生100円)
  • 京都市青少年科学センタープラネタリウム(京都市伏見区深草池ノ内町13)=TEL:075(642)1601

特別展「からくり人形たちの音楽会」

100年以上前の〝作品たち〟音と動きの仕組みは?

オートマタは高さ40~50cm。19世紀当時の衣装を着た作品も

「オルゴールは、人類史上初の音楽を再生する装置。生音が楽しめる楽器に近い存在です」と話すのは、永守コレクションギャラリーの橋爪宏治さん。

今年3月にオープンした同ギャラリーでは、貴重なアンティークオルゴールやオートマタ(自動からくり人形)約350点を所有。夏休み特別展「からくり人形たちの音楽会」には、19世紀のフランス製オートマタ25点が並びます。100年以上前に作られた人形たちが、いきいきと動き、音楽を奏でます。館内には、模型を使って、動きや音が出る仕組みを解説するコーナーも設けられています。

  • ❶9月29日(金)までの月火木金の午前10時〜午後4時。8月10日(木)〜16日(水)休館。観覧希望者はホームページから1週間前までに要予約
  • ❷無料
  • 永守コレクションギャラリー(向日市森本町東ノ口1-1 ニデックパーク内)=TEL:075(280)7274(永守文化記念財団)

展示会「牧野富太郎がのこしたもの」

ゆかりの植物を観察してみて

牧野さんが研究した植物「ムジナモ」も、園内で観察できます

宇治市植物公園では、「牧野富太郎 人生と植物」と題した特別企画を開催中。植物学者・牧野富太郎は、全国各地に足を運んで植物の研究にいそしんだ、「日本植物学の父」と呼ばれる人物。

企画内の展示会「牧野富太郎がのこしたもの」は、宇治市近郊に残る彼の足跡を取り上げるもので、1933年に巨椋池で「ヒツジグサ」を観察したエピソードなどについて解説するパネルも。園内で見られるゆかりの植物も紹介されるので、じっくりと観察してみては。

  • ❶8月3日(木)〜10月1日(日)午前9時〜午後5時(入園は午後4時まで)。月曜(祝日の場合は翌火曜)休園
  • ❷入園料高校生以上600円、小中生300円
  • 宇治市植物公園 緑の館(宇治市広野町八軒屋谷25-1)=TEL:0774(39)9387

「みぢかな生きもの相談会」

昆虫や植物の調べ方などを相談できます

交流オフィスには京都の生きものに関する図鑑や標本もあります

京都府と京都市が、今春、協働で設立した「きょうと生物多様性センター」。京都の自然の恵みを守り次世代につなぐ取り組みが行われています。

左京区役所の2階に設置された「交流オフィス」で「みぢかな生きもの相談会」が行われます。生きものの専門家がスタンバイ。採集した昆虫や植物の調べ方などについて相談できます。

  • ❶8月7日(月)・14日(月)午後1時〜3時開催(申し込み不要)。交流オフィスは月水金の午後1時〜5時オープン
  • ❷無料
  • きょうと生物多様性センター 交流オフィス(京都市左京区松ケ崎堂ノ上町7-2 左京区役所2階)=TEL:090(4496)3887

(2023年7月29日号より)