京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!
日々、著者の傍らにあった 本にまつわる思い出を一冊に
どこか「短歌的な風景」とでもいえるようなタイトルが印象的な書評・エッセー集。
文章を読んだときに広がる自分の中の記憶や思い出、新たな気づきは、本を読む楽しさのひとつ。他の人はどんな読み方で楽しんでいるのかということは、とても興味深いテーマだ。
孤独に寄り添う短歌、幼い頃に病院の待合室で盗み見るように読んだ週刊誌の記事…歌人である著者ならではの繊細さと丁寧さですくい上げられ読み進められる読書体験は、宝物のような強さがある。
詩歌を知り、暗唱することは「自分の気持ちを保つための言葉を確保していくことでもある」という著者の言葉通り、読書の指針となってくれるような一冊だ。
■本の紹介者
マヤルカ古書店
なかむらあきこさん
http://mayaruka.com/
(2024年3月9日号より)
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