小さなお子さまを育てながら奥さまはパートと在宅ワークもこなし、頑張っておられます。食費や小遣いを抑えつつ上手に節約ができています。
その中で気になるのは、ご主人の加入する生命保険や学資保険の詳細を、奥さまが把握されていない点。特に、万が一の保障については、しっかりと確認しておきたいもの。世帯収入に占めるご主人の収入のウエートが大きいので、死亡保障に不足がないか必ずチェックをしましょう。
ご夫婦の年齢でのマイホームの購入時期について、悩まれているようですね。京都の地価上昇と人気ぶりを耳にして、「土地が売り尽くされてしまうのではないか」と不安を感じておられるとのこと。将来の予測は難しいのですが、市街地から少し離れた住宅地の地価は上昇しているところばかりではないので、慌てる必要はありません。「住宅」は大きな買い物なので、あせりは禁物です。
住宅を購入するなら、奥さまがフルタイムで働くことが必須です。お子さまを保育園に預けて働く予定はあるものの、現時点では未知数。奥さまが仕事に復帰後、安定的な世帯収入の見通しのもとで購入に踏み切るようにしてください。固定資産税などを含めた適正な住居費の目安は、手取り収入の20%です。
この機会に、「教育」や「老後」にかかるお金についても、併せてめどをつけておきましょう。特に、老後資金は、ご夫婦とも国民年金がメインになるため、不足が予想されます。ご主人が個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」へ加入することも、節税効果が高く検討に値します。ご夫婦で価値観をすり合わせながら今後のイベントをどうクリアするのか、この機会にしっかりと考えてくださいね。
「家は賃貸より購入がよい」とよく聞くのですが、今の収入で可能? 夫婦の年齢を考えると、住宅ローンの返済計画も不安。
夫47歳(会社員) 妻43歳(会社員) 子2歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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