ジュディ 虹の彼方に
3月6日(金)からTOHOシネマズ二条、T・ジョイ京都、MOVIX京都ほかで公開
体当たりの演技と歌に心酔!伝説のスターの裏舞台
本年のゴールデングローブ賞に続き、アカデミー賞でも主演女優賞に輝いたレネー・ゼルウィガーに拍手! 「ブリジット・ジョーンズの日記」でのぽっちゃりとした容姿を思い出す人は驚くだろう。大変身して、「オズの魔法使い」でブレークしたジュディ・ガーランドの真実に迫る、その歌いっぷりもみごと!
映画は、1968年冬から翌年47歳で亡くなるまでのジュディの日々を、少女時代の思い出を交えて追っていく。栄光の時代は過ぎ、2人の子どもを抱えながら、厳しい経済的状況にあるジュディのもとへ、ロンドンのクラブでの仕事が舞い込む。子どもたちを元夫に預け、後ろ髪を引かれる思いで、イギリスへ渡るのだが…。
10代のころ、映画スタジオの意向で薬漬けにされてしまったという話が悲しい。それでも、恵まれた才能と意志の強さが彼女を引っぱっていく。ゲイカップルとの逸話には心が温められ、ラストの「オーバー・ザ・レインボー」のステージには感涙。ルパート・グールド監督による必見作だ。
(ライター 宮田彩未 )