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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

思うように貯蓄できないことが増えています。子ども4人の教育費も心配。今後の家計のやりくりにアドバイスを。

夫31歳(会社員) 妻34歳(主婦) 子2歳・6歳・8歳・11歳

6人家族で、しっかりと家計を管理しておられます。今後、お子さまの成長に伴って必要な生活費が増える分、気がかりなことも多いご様子。

その中でも、教育費は必ず必要となります。また、高額になるため計画的に準備を進めることが大切。金額が大きいほど急には用意できないので、「長い期間でコツコツ」が王道です。

ご相談者の場合、お子さまたちは高校まで公立中心で、大学は必須とは考えておられないとのこと。「子供の学習費調査」(文科省平成30年度)では、幼稚園から公立高校までの教育費で1人635万円。まとまった金額は、子ども保険で1人200万円程度を準備中なので、生活費から支出する教育費相当分が今後の家計運営のポイントとなります。

現在の家計で大きな改善点と思えるものはありません。あえて挙げるなら、「習いごと代」の比重が大きいことでしょう。価値観や周囲の環境もあるので一概に節約対象とは言えませんが、今後の家計の状況によっては優先度を考える必要も。

今後の課題は、月々の黒字分をしっかり貯蓄に充てることです。まず月初めに貯蓄をし、差し引いたお金でその月の生活を切り盛りする方法などを実行して黒字の確保を試みてください。そして、生活費が増えても黒字を維持するか、少なくとも赤字にはならないように。いずれにしても、ボーナスを含めがんばって年間100万円が貯蓄できれば、4人分の教育費にも対応できそう。

気になるのは、死亡保障のある生命保険に入っていないこと。専業主婦の妻と4人のお子さまがいることを考えると、最低限でも3000万円程度の死亡保障は検討してください。かけ捨てタイプでいいと思います。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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