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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

夫や実家で子どもを預かってもらえるときだけ仕事。不妊治療の費用がかさみ貯蓄ができずにいます。教育・老後資金が心配。

夫38歳(会社員) 妻33歳(アルバイト) 子2歳

2人目のお子さまを希望し、奥さまが働きに出にくい状況の中で、貯蓄が減っていくことに不安を抱えておられるご様子です。現在の家計と今後のライフプランについて確認していきましょう。

生活費は、全体的にパーフェクト。奥さまのアルバイト代と不妊治療の助成金をためておけば、固定資産税などの年間支出がほぼカバーできます。特別な支出を考慮しても、貯蓄の取り崩しは10万円程度ではないでしょうか。また、支出のうち、約29万円は貯蓄保険の保険料。今は、貯蓄の取り崩しを少しでも抑えることを目指せばOKです。前年の貯蓄残高と比較し、大きく貯蓄が減っている場合は、把握できていない支出がないか確認を。

今後の教育資金と老後資金の準備について。ご主人は、より待遇のよい職場に移ることもあるとのこと。ただし、今の状況では退職金が期待できないなど先行きが不透明。となると、奥さまの収入でフォローする必要があります。2人目が誕生し幼稚園に上がるころには、奥さまも復職をお考えですね。ご主人の収入が現状維持の場合、ライフプラン上、奥さまの収入としてひとまず120万円超を目指したいところです。

老後資金は、生活費がかなり抑えられている今の暮らしぶりを踏まえ、ご主人が70歳時点で2000万円程度を目安に準備を。ただし、ご主人の年金受給額は、厚生年金への加入を前提に試算しているため、今後、国民年金の期間が長くなるとさらに多くの備えが必要となる点には留意を。また、老後に向けた貯蓄に本格的に取り組めるのは、ご主人が60歳以降になりそうです。ご夫婦とも、元気に長く働けるように健康を心掛けてくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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