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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

共働きですが、とても生活が苦しいです。見直しをするなら、どこを削ればいいですか? 家計の問題点を教えてください。

夫38歳(会社員) 妻40歳(会社員) 子4歳・6歳

第1子が小学生になり、第2子は保育料無償化の対象。これからしばらくは、「貯(た)め時」が続きますね。「つみたてNISA」も始められたそうですが、ギリギリの家計の中ですでに息切れ状態のご様子です。

まず、支出ですが、水道・光熱費が特にかからない時期の金額とのことですが、食費、通信費、お小遣いなども抑えられており、見直す必要がないくらい無駄のない家計といえます。

太陽光発電や自動車のローン返済はあるものの、教育資金用の保険料年間約42万円に加え、夫婦合わせて月6万円の財形貯蓄、つみたてNISA月1万円などで年間84万円の貯蓄が別途できています。家計簿上ではパーフェクトです。保険を除く昨年の貯蓄実績は50万円とのことですが、2人分の保育料がかかっていたことを考慮すれば特に問題はありません。

ボーナスは、旅行代や一時的な支出なども考えると、ほぼ残らない状況ではないかと思います。現状では、今のペースで毎月の積み立てができれば十分。ただし、財形貯蓄とつみたてNISAの口座は、「使途目的以外は引き出せない口座」という意識を持って、安易に引き出さないように心がけてください。

気になるのが、月額3万7000円もの黒字があるにもかかわらず、家計が苦しいと感じておられる点です。使途不明金は、使った感覚がない支出です。一度、支出の詳細の洗い出しを実行してみてください。そこに無駄が隠れているかもしれません。

「毎月7万円さえ積み立てに回せれば、あとは使い切ってよい」という考え方をすることで、気持ちが楽になるのでは。肩の力を少し抜いて、たまの息抜きも忘れないようにしてくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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