毎月の家計は赤字で、ボーナスや身内からの援助でしのいでいる様子。貯蓄もほとんどなく、危険な状態です。対策として、支出を減らすか、奥さまも働いて収入を増やすか悩んでおられるようですが、どちらも実行して一刻も早く健全な家計に戻す必要があります。親戚からも借金をしておられ、このままでは大切な人間関係まで失ってしまいかねません。
支出の中でまず見直したいのが、コンビニや外食での出費。いろいろと大変なことは分かりますが、家計に余裕はありません。まずはこの支出のカットを。通信費も負担が大きくなっています。格安のスマホを活用するなど見直しも必須です。
さらに、奥さまは大病をした後で健康に不安がありますが、少しだけでもよいので収入が得られる仕事がないか検討を。
支出の見直し、10月からの「幼児教育の無償化」による幼稚園にかかる費用の負担減、収入の確保によって、なるべく赤字が出ないように努力してみてください。
ご主人の収入が頼りにもかかわらず、ご主人が生命保険へ未加入なのも気になります。掛け捨ての定期保険で最低でも2000万円の死亡保障は確保しておきましょう。現在の年齢なら保険料は月額2000~3000円程度です。
家賃の安い住宅への転居も考えずにはおられないとのこと。今の家賃と駐車場代を合わせると、手取り収入の約40%にも上っているので、引っ越しは妥当です。住居費の目安は、駐車場代を合わせて手取り月収の30%まで。ご相談者の場合は、月7万円程度に抑えるのが理想です。引っ越し費用が必要になるため、しっかりとボーナスを貯蓄し、適正な家賃の住宅に移り、家計の立て直しを図りましょう。
家計が破たんしそうです。妻は、体調は万全ではありませんが、下の子を保育園に入れて働いた方がよいのか迷っています。
夫29歳(会社員) 妻29歳(主婦) 子1歳・3歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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