予期せぬ離婚をされたばかりで、将来に不安を感じておられるようですね。まとまった貯蓄と、ご本人にもしっかりとした収入があります。あまり心配をしすぎず、少しずつ元気を取り戻して、日々の生活も楽しんでいただきたいと思います。
家計簿を見ると、どの支出も上手に抑えられています。中でも通信費や水道・光熱費はしっかりコントロールできています。各支出に無駄はありませんので、この調子で頑張っていきましょう。
生命保険の加入を検討されているとのこと。日額5000円程度の医療保険があれば心強いですが、現在通院中なので、加入が難しいという側面も。保険料は高くなりますが、健康状態に対する〝引き受け基準〟を緩くしたタイプを利用するか、もしくは、通院が不要になって一定期間が経過してから加入を検討してみてもよいでしょう。
離婚時に受け取った住宅を売却に出しておられますが、ここに娘さんと住むことも選択肢のご様子。家賃の負担がなければ、家計にゆとりが生まれ、老後に向けた備えも増やせるので検討に値します。娘さんは、自分の名義で住宅ローンを組んで家を買うことも考えているようですが、貯蓄を大きく取り崩すことになります。また、将来ご結婚などの可能性も。今後の変化にも対応しやすい賃貸か、売却に出している住宅に住む形が現実的で無理がありません。
ご本人の公的年金の見込み額が月額6万5000円と少ないので、年金額を増やすことも考えたいですね。国民年金の「任意加入」や、60歳以降も厚生年金に加入して働くといった方法があります。健康に配慮しつつ、ご自身のペースを大切にしながら、なるべく長く収入を得ることを目指してください。
昨年離婚して、娘と二人の生活に。人の役に立てるような人生を送れたらと思っていたのですが、今は不安ばかりが募ります。
母58歳(パート/ボランティア) 娘27歳(会社員)
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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