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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

夫は、賞与が少なく退職金もありません。老後資金は気になりますが、まず教育資金。できれば子どもたちを大学へ進ませたい。

夫49歳(会社員) 妻47歳(パート) 子11歳・16歳

固定資産税や車検の費用などを計画的に積み立て、臨時の出費をカバー。被服費や交際費費なども最低限に抑えられていて、とても堅実な家計運営ができています。

上のお子さまは、高校卒業後の進路として看護系の大学を希望。文系の学部よりも費用がかかり、私立に進学すると初年度で200万円近く、それ以降も年間150万円程度かかる学校も。現在の貯蓄が400万円弱なので、心細い状況です。家計を見直したり、奨学金制度が充実している学校を探すなど、何らかの対策を取っておきたいですね。

支出の中では、ご夫婦の生命保険料が高め。見直しをすることで負担を軽くできそうです。例えば、ご主人が加入する死亡保障2400万円の定期付き終身保険を、万が一のときには月15万円が受け取れる「収入保障保険」と、日額5000円の終身医療保険に掛け替えると仮定すると、月々の保険料は1万円前後に。

奥さまは、死亡保障2000万円の定期付き終身に加入していますが、収入のメインはご主人なので大きな死亡保障は不要です。日額5000円の医療保険のみというシンプルな形にすると、月々の保険料は3000円前後となります。

保険料の浮いた分は、教育費の貯蓄に回すことが可能です。

しかし、節約だけでは限界があるのも事実。現在、奥さまは扶養の範囲で働かれていますが、下のお子さまの中学進学時にフルタイムに切り替えるのも一手です。中学生になると部活などが忙しくなり親の関わり方も変わるので、働き方を見直すのには良いタイミングです。教育資金として、大学入学までに1人当たり400万円を準備することを目標に、頑張ってみてください。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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