大きく生活が変化した中、いろいろと工夫を重ね、頑張っておられるご様子。養育費と児童手当の全額をお子さまのために貯蓄するなど、堅実にやりくりされています。
支出は、どの項目も上手にコントロールできています。不用品を売り払い、その収入を貯蓄に回しているのもグッド。「使わないものを減らし豊かに暮らしたい」という、ご相談者の思いが伝わってきます。
食費は、手作りのお弁当を持参するなど努力して抑えられていますね。食材の宅配や外食の利用に対して「ぜいたくかも」と気にされていますが、現状維持でOK。もし家計が厳しくなったら、外食の頻度を減らし、調整してください。
生命保険は、ご本人の保険料の負担が大きくなっています。ただし、老後も見据えた貯蓄性のあるものが中心なので、ひとまずはこのままでOKです。今後、お子さまの教育費の負担が重くなり、家計を圧迫するようになった場合には見直しの対象に。終身保険を「払い済み」にして定期保険を中心にする、個人年金を減額するといった対応で、保険料を大きく下げることも可能です。状況に応じて検討するのがおすすめです。
また、お子さまとのお出かけやおばあさまに会いに行くための交通費を含む娯楽費は、「今しか持てない時間」のための特別な支出。無駄とは考えず、大いに楽しんでいただきたいと思います。
メリハリがある家計運営ができているので、当面は今の状況をキープしつつ、10月からの〝幼児教育無償化〟が始まったら、保育料分を全額貯蓄に回すことを目標にしてください。
お子さまの成長とともに徐々に働き方を変え、収入アップを目指されるとよいでしょう。
昨年離婚し自宅を売却。住宅ローンは完済できましたが、今の生活では貯蓄が手薄に。家計の見直すべき点を教えてください。
母31歳(看護師) 子3歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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