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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

家事と、妻の介護に明け暮れる日々。今後、二人とも介護施設への入居が必要になった場合、いくらぐらい費用がかかりますか?

夫65歳(無職) 妻65歳(無職)

認知症の奥さまの介護と家事の全てを担われるご相談者。張りつめた毎日を送られていることと拝察します。そのような中でも食費や通信費などは最低限に抑え、節約できています。税金などを毎月の支出に組み込んでいる点も、グッドです。 今後必要になるお金が心配なご様子ですが、ご相談者が元気に「今」を過ごすのも大切。家計は大きく黒字なので、ご自身に使うお金を増やしても問題はありません。

例えば、週2回ある奥さまのデイサービスのタイミングで、骨休みができるよう家事の一部を外注するという選択肢も。家事代行は、1時間2500~3500円程度で最低2時間以上、プラス交通費分の費用が一般的です。週1回頼むと1カ月に2万5000~3万円ほどですが、少しでも負担が軽くなるなら検討に値します。

ご夫婦が介護施設に入る場合の費用を知りたいとのこと。要介護3以上の高齢者が入居できる公的介護施設「特別養護老人ホーム」(京都市)を例にとると、1カ月の利用料(要介護3)は、多床室で施設介護サービス費の自己負担分と食費、居住費で月9万210円。個室・ユニットケア施設なら月12万6840円。これに日常生活などに関わる実費などが加わります(平成30年度/京都市「すこやか進行中!!〜高齢者のためのサービスガイドブック~」より)。低料金で一般的に入所一時金も不要ですが、入居待機者は多いようです。

民間の有料老人ホームは、一時金も月の利用料もさまざま。施設の情報は、奥さまが通所されている施設で、一度ご相談されてはいかがでしょうか。いろいろな人の手を借りながら、ひとりで頑張りすぎず、大切な奥さまを支えていただきたいと思います。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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