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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

教育資金や老後資金の準備が気がかり。今のやりくりでいいのでしょうか? 未加入の医療保険についてもアドバイスを。

夫42歳(会社員) 妻38歳(会社員、育休中) 子0歳・4歳

奥さまは、2人目の出産に伴い時短勤務から育児休業に入られたとのこと。新生児のいる毎日は、にぎやかで充実していることと拝察します。

家計簿を見ると、お子さまたちのために貯蓄をして将来に備え、水道・光熱費や食費も上手に抑えられています。支出の中では日用品代と娯楽費が高め。家具の購入費なども含まれているようですが、特別な支出は別管理に。二つの項目を合わせて3万5000円を目安に抑えてください。また、ご主人のお小遣いの金額も目に付きます。業務上の立て替えが2万円ほどあるようですが、お小遣いは、「手取りの10%」が理想。3万5000円を目標に頑張ってみましょう。

親子とも、医療保障がないことに不安を感じておられますね。死亡保障もご主人が600万円、奥さまが240万円と小さめです。家族が増え、貯蓄が十分とはいえないので、上乗せできれば安心です。仮に、掛け捨ての死亡保険にご主人1500万円、奥さま1000万円を上乗せし、日額5000円の医療保障に加入すると、月1万円弱の保険料となります。保険料アップが厳しい場合は、現在加入中の貯蓄性の高い保険の保険料を、「払い済み」にするという方法も。しっかりと備えておきましょう。お子さまには、さまざまな保障がセットになっていて、月々の保険料が1000円程度のキッズタイプの共済がお勧めです。

ご夫婦とも勤務先に退職金がないので、そろそろ老後の準備も始めたいですね。「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、60歳まで引き出すことはできませんが、節税効果が高く一般の貯蓄と比べメリット大。教育費の備えとバランスをとりながら、上手に活用していきましょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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