子供の成長や家族の将来を考えると、心配が尽きませんね。
ご夫婦は、生命保険に未加入とのこと。学資保険には加入済みですが、お子さまが小さいご家庭では、まず医療保障や死亡保障を充実させておきたいもの。
ご主人に万一のことがあった場合、住宅ローンは団体信用生命保険が適用され、以降の支払いが免除。また、学資保険は、以降の保険料が免除され、予定通りに保険金を受け取ることができます。そのため、家計面では、住宅ローンと学資保険料の負担が軽減。また、遺族年金も受け取れるため、奥さまの収入と合わせれば月々の生活に大きな影響はなさそう。
保険では、ボーナスなど収入減少分1700万円と、学資保険にプラスする教育費800万円、合わせて約2500万円がカバーできるとよいでしょう。お薦めは、掛け捨ての保険。20年の定期保険で死亡保障2500万円、医療保障日額5000円を加え、保険料が月7500円程度で収まるものもあります。
もちろん、通常の準備も大切です。
教育費は、進路により大きく違うため、まずは一般的な数値で確認。例えば、小中高大(理系)がオール公立で約1000万円、全て私立なら2650万円 (文部科学省「子どもの学習費調査」平成26年度)。この金額をすべて貯蓄で準備するわけではありません。高校までは、月々の家計から1人あたり3万5000円を支出するイメージで。高校卒業までに500万円を目標に貯蓄を。
この金額を念頭に、奥さまの仕事の方向性や車の買い替えといった支出の優先順位、金融商品の活用などについてを検討。ご夫婦で、これからの家計運営の方針を立ててみてくださいね。
保険の加入や車の買い替えを検討中。2人分の教育費も気がかりです。妻がパートのままで、家計はやっていけるでしょうか?
夫36歳(会社員) 妻26歳(パート) 子1歳・3歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一
()