結婚後すぐにお子さまが誕生し、奥さまは育児休業に入られたとのこと。これまでの生活が一変し、お忙しい日々と拝察します。
支出は、食費や通信費、水道・光熱費など、どの項目もバランスよく管理できています。ご夫婦のお小遣いは手取りと比較するとやや高めですが、手元にまとまった貯蓄があり、余力があるので現状維持でOKです。今後、お子さまにかかる費用が増えてきたときには、減らすことも検討してくださいね。
保険の見直し時に入院の保障を解約。次の妊娠前に、奥さまは掛け捨ての医療保険に加入しようかと考えておられるご様子。妊娠をした後でも医療保険には加入できますが、その場合、帝王切開など出産に関わる入院や手術は保障されなくなります。貯蓄が十分あるので大きな不安はありませんが、希望されるなら早い方がよいでしょう。「共済」など手軽に入れるもので、とりあえずカバーしておくといった方法もおすすめです。
昨年、ご夫婦折半で住宅ローンを借り入れ。10年間の住宅ローン控除を受けた後、繰り上げ返済を実行しようと考えておられるようですね。現時点で、約100万円(夫婦各約50万円)の繰り上げ返済をすると、受けられなくなる控除額(1%分)は夫婦で1万円。一方で削減される支払い利息は総額20万円強です。返済期間も1年7カ月ほど短縮されメリットが上回りそうなので、早期に実行してもよいでしょう。
2人目が誕生しても、今のやりくりでよいのか不安を感じておられるよう。住宅購入も終わり、しばらくは大きな貯蓄の取り崩しもありません。毎月の黒字額も十分な水準なので、心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
1年後にフルタイムで復帰予定。2人目を考えたとき、月々のやりくりや貯蓄のペースが今のままで大丈夫なのか不安です。
夫39歳(会社員) 妻31歳(育休中) 子0歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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