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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

子どもの教育資金や、夫の死亡保障が少ないような気がしています。もっと効率よく貯蓄をしたいので、アドバイスを。

夫35歳(会社員) 妻35歳(契約社員) 子6歳・3歳

日々の忙しさからゆっくりお金のことを考える余裕がなく、貯蓄への不安が拭えないご様子。教育資金の準備やご主人の死亡保障が手薄に感じておられる上に、転勤族でマイホームの購入を予定しておらず、家賃で月々大きな金額が消えていくことが要因のようです。

現在、奥さまの全月収とご主人の月収から4万円を貯蓄。ボーナスは、株式投資に約50万円と、財形貯蓄に60万円。ご夫婦の小遣いや予備費などを考慮しても、年間の貯蓄額は300万円ほどになります。さらに、学資保険の保険料を加味すると手取り収入の42%が貯蓄に回り立派です。

休日や疲れたときは、気分転換を兼ねて外食などを利用されることも。食費関連の支出は高めですが、基本的には、貯蓄優先で無駄のないやりくりができています。

お子さまの進路は、公立の中学受験を視野に入れつつ、高校まで公立、大学は私立理系を想定。小学4年生ごろから塾代の支出が膨らむことを考えた上で、奥さまの年収が180万円を維持できれば、ご主人が60歳になるまで年間約200万円は貯蓄できそう。予想貯蓄残高は、10年後で3800万円、20年後は6200万円に加えて投資商品の運用益となります。学資保険の満期金もあり、教育資金については心配不要です。

ご主人の生命保険は、あと10年間ほど1000万円程度の保障を上乗せしておくと安心ですね。

ご主人は、将来的に転職・独立を希望。手元資金があれば、夢への一歩も踏み出しやすくなります。新しい環境のもと、マイホーム計画を検討されてもよいでしょう。もう少し肩の力を抜いて、この調子で家計管理を続けていけば、ライフプランの変化にも臨機応変に対応できそうです。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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