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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

夫婦二人での生活を想定して、マイホームの購入を検討しています。妥当な借入額と金利タイプについてアドバイスを。

夫37歳(会社員) 妻37歳(会社員)

ご夫婦に同等の収入があり、余裕がある家計簿。月々の貯蓄と黒字を合わせると、手取りの40%近くに上ります。食費や水道・光熱費、通信費などいずれの項目も膨らみすぎず、よいバランスに抑えられています。

月々の決まった貯蓄以外に、車関連や臨時支出のために積み立てができている点もよいですね。現在、ご夫婦ともに死亡保障が3000万円ほどの生命保険に加入。それぞれに収入があるので、住宅の取得時は住宅ローンの団信の保障と考え合わせ、死亡保障を減額することも可能です。

マイホームの購入を検討していて、妥当な借入額について悩んでいるとのこと。今後も、お二人での生活を望まれているため、教育費などは不要。ただし、どちらかが働けなくなるリスクを考えると、高額な借り入れはご不安なよう。共働きか否かで適正な金額も大きく変わりますが、夫婦とも健康状態にも問題がないようなので、毎月の手取り収入の20%をローン返済額の目安としてみてはいかがでしょうか。

一戸建てでもマンションでも、仮に、3000万円を金利1.5%、65歳前に完済できる返済期間27年で借り入れると、月の返済額は約11万3000円です。修繕積立金や維持管理費、駐車場代などを月3万円程度見込んでも、購入後も毎月15万円以上の貯蓄が可能。この借入額に頭金を足したものが、余力を残した購入価額となります。

また、住宅ローンの金利タイプを「固定」か「変動」のどちらがよいかも思案しておられるご様子。今後の金利の予測は難しいのですが、長期間の返済を前提とするなら「固定金利」、積極的に繰上げ返済をして短期間で返済を終える予定なら「変動金利」を優先するという考え方もあります。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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