ホーム > > かけいぼ診断

かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

お金の使い方やため方を検討中です。住宅ローンと自動車ローンは、どちらの返済を優先すべき? 個人年金の加入は?

夫40歳(会社員) 妻38歳(病院職員) 子7歳

ご夫婦で同等の収入があり、ゆとりのある家計簿です。余力があっても大きな無駄がなく、着実に貯蓄を増やすこともできていますね。

支出はどれもほぼ適正な水準ですが、負担が大きいのがご夫婦の生命保険。ご主人1000万円、奥さま500万円の保障があり、三大疾病で生前給付金が受けられる保険のようですが、保険料がやや高め。今の年齢で、ご夫婦それぞれが掛け捨ての定期保険2000万円、日額5000円の終身医療保険に入っても、保険料は二人で月1万円ほどです。現在の保険の貯蓄性やご夫婦の健康状態も考慮し、状況によっては掛け替えを検討してもよいでしょう。

また、支出には奥さまの小遣いが計上されていません。家計に余裕があるので、ご主人と同額程度の小遣いでも大丈夫ですよ。育児と仕事の両立でご多忙でしょうが、ときどきは自分の時間を持ち息抜きを。

「自動車ローン」と「住宅ローン」のどちらの返済を優先するか、悩んでいるとのこと。基本的には、金利が高く、毎月の返済額に対して利息の割合が高いものを繰り上げ返済した方が利息の軽減効果は大きくなります。まとまった貯蓄もあるので、こまめに借り入れを減らすのはお勧めです。

老後のお金が気になり始め、ご主人の個人年金への加入も考えているようですね。教育資金を二つの生命保険で準備されているので、老後資金は貯蓄を活用してはいかがでしょうか。節税効果のある「個人型確定拠出年金」は60歳まで引き出しができませんが、掛け金が全額所得控除となり運用益が非課税になります。ただし、勤務先の企業年金制度により加入の可否や毎月の拠出上限額が変わるため、各勤務先で確認をしてください。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

このページのトップへ