毎日、家事と育児を一生懸命に頑張っておられるようですね。無理をしすぎないよう、少しずつ家計の見直しを進めていきましょう。
ご主人の勤め先の家賃補助が手厚い家計。ですが、13万円以上の使途不明金が発生する状態です。見直しの第一歩として、分かっていない支出以外にどんな出費があり、どこが節約できそうかを洗い出してみましょう。最近は、スマートフォンのアプリやパソコンのソフトなどで簡単に家計を管理する方法も。まずは、「毎月の使途不明金を解消すること」を目標にしてください。
把握できている支出をみると、通信費や水道・光熱費は上手に抑えられています。その中で、見直しができそうなのは食費。1割のカットを目指してみましょう。食費は、1週間単位で予算を決めると、支出をコントロールしやすくなります。ご相談者の場合なら、週に1万1000円の予算でやりくりに挑戦を。
一方、生命保険料が低いのも気になります。ご主人の死亡保障は500万円しかなく、小さなお子さまがいる家庭としては不足気味。体調に不安を抱える奥さまはすぐに働くことが難しく、貯蓄は万が一のことがあったときに母子の生活を支えるには十分な水準とはいえません。掛け捨ての定期保険で、2000万~2500万円の死亡保障を目安に上乗せできれば安心。今の年齢なら、月々の保険料は5000円以内でおさまるはずです。
5年後には家賃補助がなくなるため、住宅購入を考えているようですね。購入後の住居費は、今よりかなりアップします。使途不明金をどれだけ減らせるかで、適正な住宅の金額も変わってきそうです。真剣に家計のスリム化に取り組んでいきましょう。
毎月、家計の余裕がありません。2人目もほしいのですが、やりくりに困っています。アドバイスをお願いします。
夫38歳(会社員) 妻38歳(主婦) 子1歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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