関西新快速物語 急電の誕生から225系まで
寺本光照、福原俊一 JTBパブリッシング・2052円
画期的なサービスを誇る〝新快速〟電車に迫ります
飲食店で受けた感動のサービスが話題になることがあるけれど、僕は新快速のサービスに常々感動している。転換クロスシート車両による高速運転、15分間隔の高頻度運行、12両編成化による着席サービス、停車駅での普通電車との接続と、便利この上ないがそれだけじゃない。高速で走る快速をそれ以上のハイスピードで追い抜く「鉄」への感動サービスも満点だ。
始まりは日中毎時1本のみの“使えない”列車だった新快速が、今や画期的な利便性を誇るスター列車になった。本書は新快速の歴代車両や運転形態の変遷を詳述、スターたるゆえんを説く。胸のすく走りっぷりとモーター音、「新快速」の3文字に(僕は)脈拍も上がる。
【紹介者】
月と六ペンス 柴垣希好さん
月と六ペンス 柴垣希好さん
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