子育てに忙しい中、奥さまも働き、一生懸命に家計をバックアップされていますね。食費や水・光熱費をしっかり抑え、「できるだけ貯蓄を増やそう」という意気込みが伝わる家計簿です。
支出の中で負担が大きいのが、保育園にかかる費用。奥さまの収入の半分近くにあたるため、かなりのコストです。しかし、家計を維持していくために、共働きは必須。お子さまが小学校に上がると余裕も出てくるので、今だけの必要経費と割り切ってください。
また、奥さまの保険料も少々高め。死亡保障1000万円と医療保障日額5000円を目安に、掛け捨ての保険でカバーすると効率的です。仮に今の年齢で加入すると、月々の保険料は3000~4000円程度。家計に余力を持たせたいなら、掛け替えを検討してもよいでしょう。
ご夫婦のお小遣いは決して使いすぎではないのですが、マイホームという夢に向け抑えていきたいもの。一般的なお小遣いの目安は手取り収入の10%なので、ご夫婦とも1~2割のカットを目指してみてくださいね。
貯蓄の半分にあたる300万円をもとに、戸建て住宅の購入を計画しているとのこと。住宅の購入時には、税金や登記にかかる諸費用として、新築で物件価格の5~7%、中古で同6~10%程度が必要になります。理想は、諸費用とは別に頭金として物件価格の2割が準備できた状態です。となると、今の時点では、購入の準備が整っているとはいえないかも。さらに、2人目のお子さまを希望されているので、奥さまの収入がダウンする可能性もあります。
今後の家族構成やライフプランを見極め、貯蓄を増やしてから、購入に踏み切ることをお勧めします。
毎月なんとか貯蓄できている状態。家計で削れるところを教えてください。頭金300万円でマイホームの購入も考えています。
夫38歳(会社員) 妻35歳(パート) 子3歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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