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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

教育費や老後の生活費が心配です。
これからのやりくりや、老後までにどのくらい貯蓄すればいいのかアドバイスを。

夫35歳(会社員) 妻41歳(パート) 子10歳・12歳

住宅ローンや食費をかなり抑えた家計簿。賞与がない中、上手に年間のやりくりができていて、素晴らしいと思います。

将来の教育費や老後の生活費が心配とのこと。まず、今の貯蓄のうちで教育費に回せる金額を把握するために、老後の資金計画から固めていくのがおすすめです。

老後の生活費については、倹約なご家庭で、住宅ローンはご主人が60歳までに完済でき、お子さまたちにかかる費用などがなくなることから、月13万円程度と試算。夫婦の公的年金を合わせれば、生活費はカバーできそうです。あとは、家のリフォームや家電の買い替え、通院・入院や介護状態になった場合などの特別支出に備えるお金を準備しておきましょう。

ご主人は、お子さまが大学を卒業するころ、まだ48歳という若さ。子育てが早く終わる分、老後のために備える時間がたっぷりあります。ご夫婦で65歳まで働かれることを前提に、第2子の大学卒業後からご主人が59歳になるまでは年間120万円程度、その後65歳までは年間50万円ほどをためることができれば、1600万円が貯蓄できる計算になります。

特別支出のための蓄えは、お子さまが大学を卒業してから積み立ててもなんとか準備できるのではないでしょうか。となると、今の貯蓄は教育費に当てても問題なさそう。お子さまの進路を大学のみ私立理系とすると今後かかる教育資金は約1500万円。現在の貯蓄に加え、学資保険の満期金、第1子の高校受験までのあと3年ほどで増やせる貯蓄などを考えると、2人分の教育費もおおむね賄えそうです。

お子さまが大学を卒業した後は、ご夫婦ともに健康に気をつけ、年間貯蓄目標の達成に向けがんばってください。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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