ご夫婦とも専門職で働いておられ、ゆとりがある家計簿。お住まいは背伸びしすぎず、食費や通信費も抑えられ、堅実な様子が伝わってきます。
支出の中でやや高めなのが、ご夫婦の生命保険料。それぞれしっかりと収入があるので、過大な死亡保障は不要です。貯蓄性が高いものが含まれていないのであれば、見直しもできそうです。
月に2~3回しかないご夫婦そろっての休みの日は、一家で出かける機会が多いことを気にされていますね。お小遣いがなく、外食、レジャーや交際費は適正な水準。リフレッシュしながら、お子さまと過ごす時間もとても大切なので、現状維持でOKですよ。
賃貸住宅の更新時期をめどに、マイホームの購入を希望されているとのこと。現在の収入を前提とすると余裕のある資金計画が可能です。しかし、2人目のお子さまが生まれたら奥さまはパートへの切り替えも視野に入れているようですね。今後の働き方で購入可能な物件は大きく変わるので、賃貸住宅の更新のタイミングにこだわらず、ご家族の状況が定まってからの購入がお勧めです。
仮に、奥さまが月8万円程度のパート収入になった場合、月々の返済に回せる金額は最大でも今の家賃と同程度。借入期間35年、金利2%で試算すると、借りられる金額は約2000万円です。購入可能な物件はこれに頭金を足したものとなります。ただし、購入後は固定資産税や維持管理費などが発生するため、ほとんど貯蓄ができない厳しい家計となりそう。教育費の負担も増えていくため、今後の働き方は慎重に検討してください。
「子育てが落ち着いたら資格を生かしてフルタイムに復帰」というのも、現実的な選択肢といえるでしょう。
2年後の賃貸住宅の更新時期にマイホーム購入を検討。2人目もほしいですし、今の家計で希望をかなえることはできますか?
夫28歳(専門職) 妻28歳(専門職) 子3歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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