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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

今の雇用形態と給料のままなら、2人目は無理ですか? 将来の教育費や老後の生活費が不安です。

夫29歳(契約社員) 妻28歳(パート) 子2歳

子育てをしながら共働きを続け、ご夫婦で頑張っている様子が伝わってきます。ひと月の黒字は手取り収入の約35%になり、上手にやりくりができています。奥さまの収入の約半分が保育園費で消え負担は重いのですが、今後も二馬力で収入を得るのが理想。しばらくは「必要経費」と割り切ってくださいね。

また、ご夫婦の保険料が少額なのも気になります。貯蓄があまりなくお子さまも小さいため、死亡保障の不足がないか確認を。ご相談者の場合、2500万~3000万円程度の死亡保障を目安に、足りなければ掛け捨ての保険で上乗せするとよいでしょう。

「そろそろ2人目を」と思いながら、ご主人が契約社員という不安定な立場のために二の足を踏んでおられるようですね。月約13万円の黒字があるので、お子さまが増えても対応は可能です。ただし、ご主人の雇用形態が今後も変わらず、退職金が支給されない場合は、リタイア後の生活が厳しくなることが予想されます。「教育・老後のための計画的な資金づくり」が夢実現のポイントとなります。

そこで老後に向けて始めてほしいのが、月4万円、ボーナス時10万円の貯蓄。60歳の時点で2000万円強になり、一般的な退職金相当額を準備できることになります。また、児童手当の貯蓄とは別に、教育資金として月2万円をためていきましょう。高校入学前には約300万円が確保できるので、児童手当分と合わせると大学進学費用の見通しが立ちそうです。

さらなる余力のために、子育てが一段落したら奥さまがフルタイムで働くのもお勧め。厚生年金に加入して公的年金の受取額を増やすことで、老後への不安も軽くできますよ。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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