子どもが幼稚園に入園します。できれば、２人目がほしいのですが、やりくりが大変。妻も働いた方がいいのでしょうか？｜かけいぼ診断

幼稚園の入園を控え、お子さまの成長が楽しみですね。一方で、赤字家計から園の費用を捻出する不安な状態です。

食費や水・光熱費は上手に節約できていますが、気になる点も。目につくのが２台の携帯電話代２万円です。プランの見直しなどを行い、少なくとも２～３割減を目指したいものです。

ご夫婦の生命保険も、負担が重くなっています。独身のときに加入したご主人の分は、証券が実家にあり詳細に把握していないようですが、自分たちで管理し保障の確認を。例えば、掛け捨ての生命保険に今の年齢で加入した場合。ご夫婦それぞれが医療保障日額５０００円、ご主人は死亡保障３０００万円という内容なら、保険料は合わせて月１万円までにおさめられます。がん保障を上乗せしても１万２０００円程度。かなりのコストダウンが可能です。

日用品代、交際費、その他の費用も膨らみがち。優先順位をつけ、３つの支出の総額から２割カットを目指してください。以上の見直しができれば、幼稚園にかかる費用は赤字を出さずに家計から賄えます。

とはいえ、３～４年後にはご実家に戻り、その住宅ローン11万円を担うとのこと。そうなると、ローンが手取り収入の約36％を占め、お子さまの卒園後も貯蓄ができない状況が続きます。

第２子が生まれても、出産後は児童手当が支給されるので当面の家計は今と大きくは変わりません。ですが、将来の教育資金を準備する必要があります。奥さまも収入を得ることが、実家へ戻ってお子さまを育てていくためには必須といえるでしょう。まずは、パートなど無理のない範囲で働き始め、少しずつでも将来に備えていくことをお勧めします。