日曜日のアイデア帖
大平一枝 ワニ・プラス・1512円
〝ちょっと昔の暮らし〟を週に1度、取り入れてみれば
1年間で日曜日は53回しかないという。そんな日曜日の過ごし方を、肩肘はらずに楽しみながら見直してみようという本書。節分や彼岸など「雑節」と呼ばれる行事は、生活や自然の節目に合わせて決められた日本独自のもの。暦を活用し、季節のうつろいを暮らしと上手にリンクさせてきた古くからの知恵だ。
〝ちょっと昔の暮らし〟と聞くと、面倒くさいかもと構えてしまいがちだけれど、紹介されるのは、あくまでも日常の延長としてのアイデアの数々。気負わないおもてなしの工夫、季節のお茶の楽しみ方に1年に1度のごちそうの大切さ。日々に少しだけ歳時を取り入れることで、毎日がうんと豊かに楽しくなるはず。
【紹介者】
マヤルカ古書店 なかむらあきこさん
マヤルカ古書店 なかむらあきこさん
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