子どものための貯蓄をしたいけれど、取り組めません。赤字は投資信託の分配金などで補てん。少しずつでもためるには？｜かけいぼ診断

今年は、2人目のお子さまが誕生予定とのこと。おめでとうございます。楽しい家庭になりそうですね。

外食はせず、お子さまや奥さまの衣服をリサイクルショップで調達するなど、日々の頑張りが伝わってくる家計簿です。ご夫婦の世代の特徴は、給与がまだそれほど高くない中で結婚式や出産といった臨時の出費が次々と発生すること。また、資格取得など自分への投資も必要な時期です。計画通りにいかないもどかしさは、よくわかります。

気になるのは、支出の優先順位。負担の大きい通信費・携帯電話代は、ご相談者も自覚されていますが、真っ先にとりかからなくてはいけない項目です。さまざまなプランがあるので、面倒でも店頭などで相談してみることをおすすめします。

貯蓄の内訳は投資信託と分配金。ボーナスの余り分で投資信託を継続的に購入されていますね。投資信託を積み上げ、その利益の分配金を家計の赤字補てんなどに利用。分配型の投資信託の利用は、それほど悪いものではなく、自分のイメージする使い方と合致していればよいと私は考えています。

しかし、まずは、手取り収入の半年分程度の貯蓄を準備することが先決です。投資はそのあと。今後、お子さまの成長に合わせて、動かしやすい現金が必要になるでしょう。習い事を含む教育費はもちろん、食費や水・光熱費など支出はまだまだ増えていきます。同時に給与の上昇も見込めるため、その都度、収支バランスを確認していくことが大切です。

カードの利用は一時的なものですが、頼らずにおきたいもの。月々1万5000～2万円の貯蓄の捻出を優先すれば、やりくりの優先順位が明確になると思います。