学資保険3人分は頑張って継続を
食費や携帯電話代など工夫可能
仕事と家事を両立しながら、年の近い3人の子育て。多忙な毎日を送られている中で、ご夫婦の小遣いを最低限に抑え、お父さまへの借金返済を行うなど、しっかりとけじめをつけてやりくりされていますね。
一見すると、毎月の家計は黒字。しかし、ボーナスがなく、税金や車関連の費用が発生するたびに貯蓄の取り崩しがあり、計画的な貯蓄ができていないとのこと。そのような状況でも、「学資保険」で、確実に3人分の教育資金をためられているのは心丈夫です。途中解約をしないよう、頑張って続けてください。
ただし、お子さま全員が大学に進んだ場合、年齢差から2人分の教育費が重なる状況が長く続きます。その時期の家計は厳しくなることが予想されるため、今のうちに可能な限り切り詰めていきたいところです。
まず、支出の中で見直しができそうなのが食費。育ち盛りのお子さまがおられるので大変だとは思いますが、少なくとも1~2割はカットができるはず。週単位の予算を決める、食材の有効活用、まとめ買いといった工夫を重ね、食費を減らしていきましょう。
また、2台で月2万円の携帯電話代は、かなり高額といえます。何が原因で高くなっているのかをチェックし、自分たちの生活スタイルに合う料金プランを利用するなどして、2割のカットを目指してください。
さらに、ご夫婦の生命保険料も、負担が大きくなっています。例えば、今の年齢で余分な特約はつけず、掛け捨ての保険で、死亡保障としてご主人3500万円、奥さま500万円、医療保障としてそれぞれ日額5000円を確保したとすると、現在の保険料の半分程度に抑えることも。貯蓄も保障の一部と考えられるため、まずは家計の見直しを優先しながら、お子さまの将来のために備えてはいかがでしょうか。