貯蓄がないわけではない家計
通信費や生命保険料で検討を
3人のお子さまの子育てに加え、ご懐妊がわかり、とても慌ただしい毎日を過ごしておられると拝察します。
貯蓄ができず悩んでおられるとのことですが、学資保険や給与天引きの持ち株会にも加入しているため、全く貯蓄ができていないわけではありません。とはいっても取り崩しづらい状態なので、まずは、引き出しやすい形で生活費の半年分に当たる170万円をためていきましょう。
持ち株会は会社の補助などのメリットがあるのですが、値動きをするため、今は最低限にとどめてください。持ち株会を抑えた分は、財形貯蓄の増額や金融機関の積立貯蓄などに変えておくのがおすすめです。
そのうえで、少しでも貯蓄を増やしておくためのやりくりを。お子さまの成長とともにアップする学費にも備えておきたいですね。支出の中で目に付くのが通信費関連。固定電話を含めると、手取り収入に占める割合は約10%に上ります。理想的な通信費の割合は5%程度。少なくとも2割カットを目指してください。ご夫婦に加えて中学生のお子さまもスマートフォンを所持していると思われますが、その利用方法なども含めて、携帯電話の費用を抑える方法を真剣に検討する必要があります。
また、ご主人の生命保険は、会社のグループ保険と個人で加入している保険があるようですが、保障の無駄などをトータルに考えてチェック。グループ保険は割安なものが多いので、こちらをメインに必要保障額をカバーすれば、保険料を下げることもできそうです。
今後の家計はますます厳しくなることが予想されます。ボーナスの半分は貯蓄に回すことを心掛けて。出産後落ち着かれたら、奥さまが働いて収入を得ることも考えてはいかがでしょうか。これから生まれてくるお子さまのためにも頑張ってくださいね。