日用品・雑費、小遣いなど改善を
まずは生活費半年分の貯蓄が目標
新しい家族が増え、お忙しい毎日だと思います。ご夫婦で育児を楽しんでおられるとのこと。お子さまと一緒に過ごす今の時間を、大切にしてくださいね。
家計簿を見ると、いろいろな支出が少しずつ膨らんでいます。時間的な余裕がある間に、改善に取り組みましょう。支出でまず目につくのが日用品・雑費です。何か特別に購入したのでなければ、見直しができるはず。1カ月2万円を目標に抑えていきましょう。また、夫婦のお小遣いも高めです。お小遣いの目安は手取り月収の10%程度。一度に減らすのが難しければ、まずは今の金額から2割のカットを目指してください。
また、車を2台保有されていますが、奥さまは運転が苦手であまり活用できていないようですね。検討されておられるように、1台は処分してもよいのでは。郊外にお住まいでご近所のお宅も複数台を所有されているようですが、周りに合わせるのではなく自分たちの生活スタイルを優先しましょう。車にかかる経費を貯蓄に回すことで、お子さまが増えたときの余力もできますよ。
ご夫婦の生命保険は、バランスよく加入できています。一方、学資保険の負担が大きいのも気になります。満期保険金が700万円と手厚いのですが、1人分の保険料は払えても、この先お子さまの数が増えたときに同レベルのものに加入するのは難しいかもしれません。家計が厳しくなり解約をすると、支払った保険料を割り込んでしまうため、無理な契約はお勧めできません。第2子以降の教育資金の準備は、柔軟に対応できる貯蓄も組み合わせてはいかがでしょうか。
以上の見直しができれば、年間の貯蓄額は今より少なくとも50万円程度は増やせそう。当面は繰り上げ返済を優先するより、まずは生活費の半年分をためることを目標に頑張っていきましょう。