家計をスリム化し貯蓄増に努めて
住み替えか購入かは慎重に検討を
まもなく第1子が誕生されるとのこと、今からとても楽しみですね。出産後は忙しくなりますが、お子さまのためにも家計のやりくりを頑張っていきましょう。
家計簿を拝見すると、食費や水・光熱費、通信費などはバランスよく抑えられています。しかし、まだ新婚であるためか、数字上は黒字なのに毎月の貯蓄がゼロで、使途不明金が3万円近くもある計算に。「その他」の支出も多くなっています。被服費や化粧品、美容関連や書籍、NHK受信料などが含まれるようですが、まずは細かく支出を把握して、2割のカットを目指してみましょう。各支出の金額がわかればどこに無駄があり、節約できるのかが明確になりますよ。「その他」の支出と使途不明金を減らして、毎月少なくとも3万円は貯蓄できる家計が理想です。
また、支出項目に生命保険料がありませんが、今後しばらくはご主人の収入が頼り。家族も増えるので、生命保険の内容もチェックしておきましょう。
3年後に住宅補助がなくなり、自己負担が大幅アップするようですね。その際に住宅を購入するか、賃貸を住み替えるか。
マイホームの適正額を計算するためには、月々の住宅ローンの返済にいくら回せるかを知る必要があります。そのためにも、まずは家計の細かな把握に努めましょう。住宅購入後には、固定資産税や維持管理費などの住居費が年間30万~40万円必要になります。以上を前提にすると、月々3万円とボーナスを全額貯蓄できる家計であったとしても、今の住宅費程度が毎月のローン返済額の限度となります。
現時点でどうするのかを決めるのではなく、当面は家計をスリム化し貯蓄を増やしていきましょう。その上で、3年後にマイホームを購入するのか、賃貸住まいを続けるのがよいかをじっくりと検討してください。