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コレ読んで!

カレル・チャペック 小さな国の大きな作家

飯島周 平凡社新書・886円

小説、童話、戯曲…多様な作品を生み出したチャペックの素顔とは

さまざまな作品を数多く書き残したチェコの作家・ジャーナリストのカレル・チャペックの生涯をたどる一冊。飼い犬の観察記「ダーシェンカ」、童話「長い長いお医者さんの話」、戯曲「ロボット」、長編小説「山椒魚戦争」、その他、旅行記や園芸についての本、詩作や挿絵まで。日本でも昔から多くの作品が翻訳され愛読されています。

諸国に周りを囲まれた文化的・政治的にも複雑なチェコで、人間、動植物、芸術、政治とあらゆるものを見つめ、ユーモアや皮肉を交えながらそれらを描き、また、迫りくるファシズムに抵抗し、平和を希求したチャペック。その姿勢は、現代の私たちにも多くのことを教えてくれます。

【紹介者】
古書ダンデライオン 中村明裕さん

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