キツネは稲荷の神々の眷属(けんぞく)といわれています。眷属は従者・仲間という意味で平たくいえば「神のお使い」。稲荷の神はもと農耕神ですから、稲に関係するものをくわえていることが多く、楼門前のキツネは稲を貯蔵する蔵の鍵、神徳の象徴といわれる玉を持っています。花火大会で「たま屋~かぎ屋~」と声が上がるのも、商売繁盛を願った花火店の稲荷信仰の表れともいわれています。答は【2】。
【出題者】
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
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