月々の収支を把握して赤字解消を
マイホームは、購入時期を考えて
お子さまが大きくなるにつれて、生活形態は変わっていきます。これまで頑張って貯蓄してこられたやりくりが、お子さまの成長により変化する家計運営に、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。
一定の金額を貯蓄し続けることも大切ですが、毎月の赤字やボーナスでの穴埋めは見直しが急務です。貯蓄額を減らすことも1つの方法ですが、今後は子育てに伴う費用の増大が予想されるので、貯蓄と支出の両面でよりよい形を考えてみましょう。
まず、保険の保障内容の確認を。ご主人に万一のことがあった場合、現在の社宅に継続して住むことはできず、すぐに新しい住居を準備する必要に迫られます。保険料を抑えながら、ご相談者の場合で死亡保障3000万円を目安にしたプランを考えてみてください。
次に、大ざっぱに分類されている雑費などの内訳をより明確にすることです。結果として支出の削減にならないかもしれませんが、支出の把握は今後の家計運営を左右します。その上で、貯蓄額は月3万円に設定。減額分は、ボーナスからの貯蓄をおすすめします。これなら、今後の支出増にも対応できるはずです。
そして、住宅の購入について。住宅ローンを組むとなると、貯蓄や月々の支出に大きな負担がかかります。税金関係や光熱費などの支出も増えることになるでしょう。今の家計運営から考えると、貯蓄する余裕はほぼなくなるだけではなく、取り崩しにもつながりかねません。今後の教育費や老後資金の準備を長期的に考えると、現在の低い住居費は大きなメリット。社宅の入居期間を十分に活用しましょう。お子さまの成長に伴い、いや応なく大きな居住スペースを確保しなければならない可能性もあります。そのときまではできる限り貯蓄に励むことを中心に、家計を考えてみてはいかがでしょうか。