食費などを節約して家計に余裕を
諸費用込み1700万円が購入可能額
仕事が終わると大急ぎで保育園にお迎えに行き、帰宅後は育児も家事もこなし、毎日とても忙しくされていることと拝察します。
家計簿は、水・光熱費や通信費を抑えながら、老後のために個人型確定拠出年金に加入するなど工夫されている様子がうかがえます。その中で目につくのが、食費・日用品費が高い点。奥さまの育児休業が終了し、生活が変化したことによるものかもしれませんが見直しが可能です。まずは、2割のカットを目指してみてください。
お子さまの小学校入学前に、月々7万円程度の負担で、マンション購入を希望されているとのこと。ランニングコストは物件によって異なりますが、仮に修繕積立金・維持管理費を月2万円、固定資産税を年15万円と見込むと、住宅ローン返済に回せるのは月々4万円弱です。返済期間35年、金利2%で逆算すると、借入可能額は1200万円程度となります。
また、住宅購入に際しては、お考えの通り、税金や登記にかかる諸費用が必要です。諸費用の目安は、新築で物件価格の3~7%、中古で6~10%程度です。資金計画に狂いが生じないよう見込んでおきましょう。年間100万円の貯蓄ができれば、3年後の貯蓄額は800万円に。手元に一年分の生活費にあたる300万円を残すと、1700万円が諸費用を含んだ購入可能な物件価格となります。
時短勤務の終了時に退職予定とのこと。子育てしながら一生懸命続けてこられたお仕事を、「保育園のお迎え」のために辞めてしまうのは、少し残念な気もします。延長保育やファミリーサポートの活用など、仕事を続けられる方法がないかも探りながら、後悔のない選択をしていただきたいと思います。
この機会に、ご夫婦でじっくりと、今後のライフスタイルについて話し合ってみてくださいね。