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コレ読んで!

文学の空気のあるところ

荒川洋治 中央公論新社・2160円

〝文学は実学〟。その思いが伝わる、現代詩作家による講演集

本書は、現代詩作家の荒川洋治さんの講演集。詩人や作家について多くの随筆、書評を書いている荒川さんですが、講演内容を収録したものは本書が初めてです。

荒川さんが詩人として活動を始めたころのこと、昭和の文学や詩について。また耕治人、山之口貘、高見順、石上玄一郎といったメジャーではないけれども魅力的な小説家や詩人のこと。日本各地を舞台にした作品のことなど。

近所の文学好きのおじさんの話を聞いているかのような、易しい語り口。しかし、その視野は広く、驚くほど多くの作家や作品を捉えていて、〝文学”の奥深さとともに「文学は実学」という荒川さんの思いも届いてきます。

【紹介者】
古書ダンデライオン 中村明裕さん

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