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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

子どもは3人欲しいが、家計が心配
出産や復職時期はどうしたらいい?

夫32歳 妻30歳 子0歳

ショッピングセンターでアルバイトをしていましたが、出産を機に退職しました。いずれは、子育てをしながらパートに出るつもりです。子どもは3人欲しいと思っています。しかし、心配なのが住宅ローン(残り25年2500万円)やこれからの家計のこと。2人目、3人目の出産時期や復職のタイミングは、どのように考えたらいいですか?

無理のない範囲で、早めに復職を
今のうちに将来の生活設計を熟考

ご出産おめでとうございます。楽しくにぎやかな家庭が目に浮かぶようです。

あと2人はお子さまが欲しいけれど、生活費が心配というご相談ですね。ただ、出産のタイミングは思うようにならないことが多いもの。いずれお子さまが増えるという前提で、まず、お金の面から参考にしてほしいポイントを紹介します。

お子さまが増えると生活費が増加し、今のままでは赤字家計に転落する可能性がとても大きいです。不足分を補うには、収入の柱の数を増やすことが有効な方法です。すでに相談者もお考えのように、復職は、早い時期をおすすめします。ただし、お子さまとふれあう時間が取れる範囲で、無理は禁物ですよ。

心配なことばかりではありません。政府が掲げる子育て支援の方針は、今後の安心材料の一つになるでしょう。例えば、本年度から京都府では、第1子が18歳未満であれば、保育所・幼稚園に通う第3子以降の子どもの保育料を無償化(所得制限などあり)。さらに対象を拡大する方向で、検討が進められています。ということは、直接・間接的な援助が、今よりも充実していくことが見込めます。

お金の面もさることながら、大切なのが将来の生活設計です。

2014年の厚生労働省の人口動態調査によると、出生数からみた母親の年齢は、35歳以上が約28%。子どもが22歳のとき、父母60歳前後、祖父母85歳超のケースが想定されます。退職を前にした給与減の時期と教育費がまだかかる時期、そして老後費用の準備が重なり、うまく乗り切れない家庭が増える懸念が生じています。妊娠・出産前から、先々の生活設計を考え、準備しておく必要性がより高まっている時代なのです。

家族の将来像について、今のうちから夫婦でしっかりと考えておきたいですね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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