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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

転勤族だけど、いずれは住宅購入を
子育てや老後の資金も蓄えたいです

夫27歳(会社員) 妻26歳(パート)

結婚2年目です。夫は転勤族ですが、いずれはマイホームの購入を考えています。子どもも欲しいです。子育て資金、老後資金をしっかりとためていくためには、毎月どれくらいを貯蓄すればいいですか? 節約できるところがあれば、アドバイスをお願いします。

日々の努力が伝わる堅実な家計簿
まず住宅購入費の2割分の貯蓄を

新婚家庭ですが、とても堅実な家計運営ができています。毎月の貯蓄と黒字を合わせると、手取り収入の約55%になり非常に優秀。日々の努力が伝わってくる家計簿です。投資を活用しているのも、若い世代にはとても大切なこと。このまま、ぜひ継続してくださいね。

支出の項目を見ると、食費や水道・光熱費、通信費などどれも上手に抑えられています。中でも、水道・光熱費はお手本ともいえる水準。また、つつましくやりくりしながらも、「水」にはこだわるなど、めりはりをつけているのもグッドです。

その中で気になるのが、ご主人のお小遣いが計上されていないこと。家計には余裕がありますので、予算を取って、ご主人の自由に使えるお金を明確にしてもよいでしょう。

また、支出の中で負担が重いのがご主人の生命保険料です。今現在は、ご夫婦だけなので大きな死亡保障は不要です。貯蓄性が高い保険は継続するのも一手ですが、コストを重視するなら見直しできます。例えば、万が一の場合の奥さまの生活保障として、1500万円の掛け捨ての定期保険に加入すると月々2000円弱の支出でカバーが可能。奥さまが妊娠したときに保障を上乗せすれば、支払う保険料にも無駄がありません。

教育、住宅、老後など、将来を見据えてお金をためたいとのこと。老後資金は少し先なので、まずは「購入するマイホーム代の2割」の頭金作りを目標にしましょう。ただし、ご主人は転勤が多いようなので焦りは禁物。家族構成が固まり、どのような環境で子育てしたいかなどを具体的にイメージできるようになった時点で物件を検討すると失敗がありませんよ。

今の調子を維持できれば、教育や老後の資金も無理なくクリアできるはず。ご夫婦力を合わせて、一つ一つ夢をかなえていきましょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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