僕らのごはんは明日で待ってる｜コレ読んで！

高校生から社会人まで。ともに成長していく二人の恋の行方は？

最愛の兄を亡くし自分の殻に閉じこもって過ごす亮太と、両親のいない小春とのちょっぴり切ない青春恋愛物語です。影を抱える二人はお互いを必要とし幸せに暮らしていくのですが、人生は思わぬ方向に…。

ひとりだって生きていけるけど二人ならもっと楽しい。そんな当たり前のようなことが実はとっても幸せなんだと気付かせてくれました。物語のところどころに青春時代や今の自分とも重なる場面があり、共感したり思い出にふけったり、いい時間を過ごすことのできる感動小説です。

日常に追われ、ついないがしろにしてしまう、すぐ隣にいてくれる人こそ、もっと大切にしようと思える作品でした。

【紹介者】
ことばのはおと　中村仁さん

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