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コレ読んで!

kotoba 第20号

集英社・1440円

特集テーマは〝全集〟 人々を引きつける、その魅力とは

「全集」というと、私は祖父の家にあった戦前の日本文学全集が思い浮かびます。中学生になり、祖父から挑戦しては、と薦められ、旧字体で書かれた夏目漱石や島崎藤村などを読みました。

季刊誌である本書の今回の特集は「全集」。各界の専門家がその楽しさ、思い出、重要さを語っています。一生の友、師、伴侶となりうる全集の魅力が詰まった雑誌です。

ひと昔前まで、文学全集や個人全集、美術全集などが盛んに発行されていましたが、読書人口の減少などで全集の存在感が薄れたようにも思えます。しかし現在も新たな視点から文学、美術、そしてマンガなどの全集が企画、発行される、その理由にも迫っています。

【紹介者】
古書ダンデライオン 中村明裕さん

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