個人年金は〝予定利率〟に要注意
何にでも使える貯蓄商品で検討を
夫婦共働きで、マイホームという夢の実現に向けて頑張っておられますね。
忙しい生活にもかかわらず、支出はどれも無駄がありません。食費、水・光熱費、通信費など、とても上手に抑えることができています。保育料が高いと感じられるかもしれませんが、3歳児になると保育士の配置基準などが大きく変わり負担は少し軽減されます。しばらくの間のことと割り切って考えましょう。
家計簿の中で気になるのが、ご夫婦とも医療保険にしか加入されていない点。看護師の奥さまは、いざというときにはフルで働けば家族の生活を支えることも可能です。しかし、お子さまがまだ小さく何かと制約もあるので、ご主人に万が一のことがあった場合に備え、1000万~2000万円程度の死亡保障に加入してもよいかも。勤務先のグループ保険や掛け捨ての定期保険などで、カバーできれば安心です。
毎月の収入に対して、黒字と貯蓄が占める割合は約29%と優秀な水準です。ボーナスからもまとまった貯蓄ができるため、今後も順調にマイホームの頭金をためることができるでしょう。
老後資金の準備についても、気になっておられるようですね。ご夫婦とも若く、住宅購入が控えているため、何にでも使える貯蓄商品を利用するのがおすすめです。個人年金保険に興味をお持ちのようですが、個人年金は加入した時の予定利率に左右されます。今は低金利で解約などもしづらいので、あせって加入する必要はありません。
貯蓄のペースダウンが気になって、2人目をためらっているようですね。子どもは、欲しいと思ったときにすぐ授かれるとも限りません。「お金をしっかりためてから」と考えていると、タイミングを逃してしまうことも。今後のご家族の姿についても、この機会にご夫婦でしっかり話し合ってみてください。