目標は夫の給与内でのやりくり
食費、日用品などで節約を
3人のお子さまに囲まれ、明るくにぎやかな日々をお過ごしのことと思います。また、子育ての大先輩がそばにいてくれるのは、心強いですね。
現在の家計は、6万円以上の黒字ですが、児童手当や親からの家賃分がなければ約2万6000円の赤字です。児童手当はお子さまのための貯蓄、親からの家賃分は老後用の貯蓄か住宅ローンの繰り上げ返済用にためておきたいところです。まずは、ご主人の給与の範囲でやりくりすることを目指しましょう。
長子の幼稚園や習い事の費用がかさむようになり、携帯電話のプラン変更などを実践したとのこと。節約が気になりだしたときこそ、家計を見直すチャンスです。
ご両親とご相談者家族で、厳密に食費を分けているわけではないそうですが、お子さまの年齢から考えて約6万円が目安に。日用品とその他の項目も、不用な支出がないか確認を。この3項目で2、3割のカットを目指せば、2万~3万円の節約につながります。
親戚間での祝い事が多いそうですね。みんなで集まるすてきな機会ですが、年間15万円もかかるとのことなので、費用や頻度について相談してみてもいいかも。
同居のお父さまは、現役で働いておられるので、家賃や光熱費の一部負担も許容範囲のよう。しかし、年金生活に入った後も継続して負担してもらえるか、ご両親の年金額や資産状況を把握しておくことが大切です。また、あと10年で80歳近くになるご両親の介護が必要になったとき、サポートする側になることも想定した場合、奥さまが自由に働ける期間も限られてきます。末子が大学卒業するころ、ご主人は60歳。今後10年ほどが貯蓄のがんばり時です。
お子さまの手が離れ、奥さまが仕事に復帰される時期や働き方について、自分たちの老後も見据えながら考えられてはいかがでしょうか?