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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

幼稚園費用で厳しいやりくり
支出を減らせるポイントは?

夫(会社員)38歳 妻(主婦)32歳 子4歳・2歳・0歳 父(会社員)69歳 母(無職)68歳

子どもが幼稚園に通いだし、毎月のやりくりが苦しく感じるように。一昨年に妻の両親と同居を始め、毎月、家賃分をもらっています。光熱費の1/3分も負担してくれています。乳児がいるので、妻が働きに出るのは、まだ先になります。支出を減らせるポイントを教えてください。

目標は夫の給与内でのやりくり
食費、日用品などで節約を

3人のお子さまに囲まれ、明るくにぎやかな日々をお過ごしのことと思います。また、子育ての大先輩がそばにいてくれるのは、心強いですね。

現在の家計は、6万円以上の黒字ですが、児童手当や親からの家賃分がなければ約2万6000円の赤字です。児童手当はお子さまのための貯蓄、親からの家賃分は老後用の貯蓄か住宅ローンの繰り上げ返済用にためておきたいところです。まずは、ご主人の給与の範囲でやりくりすることを目指しましょう。

長子の幼稚園や習い事の費用がかさむようになり、携帯電話のプラン変更などを実践したとのこと。節約が気になりだしたときこそ、家計を見直すチャンスです。

ご両親とご相談者家族で、厳密に食費を分けているわけではないそうですが、お子さまの年齢から考えて約6万円が目安に。日用品とその他の項目も、不用な支出がないか確認を。この3項目で2、3割のカットを目指せば、2万~3万円の節約につながります。

親戚間での祝い事が多いそうですね。みんなで集まるすてきな機会ですが、年間15万円もかかるとのことなので、費用や頻度について相談してみてもいいかも。

同居のお父さまは、現役で働いておられるので、家賃や光熱費の一部負担も許容範囲のよう。しかし、年金生活に入った後も継続して負担してもらえるか、ご両親の年金額や資産状況を把握しておくことが大切です。また、あと10年で80歳近くになるご両親の介護が必要になったとき、サポートする側になることも想定した場合、奥さまが自由に働ける期間も限られてきます。末子が大学卒業するころ、ご主人は60歳。今後10年ほどが貯蓄のがんばり時です。

お子さまの手が離れ、奥さまが仕事に復帰される時期や働き方について、自分たちの老後も見据えながら考えられてはいかがでしょうか?

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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