収入以上の支出が設定された家計
生活費は、月14万円以内を目標に
毎月赤字となっている家計簿。収入の割に貯蓄も少ないので、教育費の負担がアップする前に、きちんと見直しをしたいですね。
毎月、奥さまに一定の金額を振り込み、その他をご主人が管理しているようですが、ここに大きな問題があります。住宅ローンや水・光熱費、生命保険料、幼稚園などの生活費に26万円弱のお金がかかっているのに、20万円の振り込みをしています。収入以上の設定なので、赤字になるのは当然です。まずはこれを改めることから始めましょう。また、水・光熱費もかなり高め。少なくとも2~3割のカットを目指してください。必要な生活費を見込んだ上で、適正な振込額は毎月14万円弱。この範囲で食費、雑費、医療費、奥さまのお小遣いを賄う計画を立ててみましょう。
収入からみた毎月の各支出の目安は、食費6万~7万円、雑費・子ども費1万~2万円、奥さまのお小遣い1万円程度。これに医療費を加えても、14万円以内で十分やりくりが可能です。奥さまも頑張っておられるようですが、食費やお小遣いなどかなりバランスが悪いことを意識するべきです。一気に減額するのが難しいなら、徐々に振込額を減らし、目標に近づけていきましょう。
また、児童手当が家計の収入に組み込まれているのもNG。お子さまのために、全額貯蓄に回すようにしてください。強制的にためる仕組みを作りたいなら、児童手当の範囲内で、検討中の学資保険に加入するのも一手です。さらに、奥さまの保険については、専業主婦のため大きな死亡保障は不要。日額5000円程度の医療保険に加入しておけば安心ですね。
車の購入やお子さまの進学など、ご家族の夢をかなえられるよう、ボーナスはなるべく貯蓄に回しましょう。この機会にぜひ、家計の運営方法をご夫婦でしっかり話し合ってみてください。