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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

実家の出費が重なり貯蓄ほぼゼロ
家計の運営、保険にアドバイスを

夫(会社員)23歳 妻(主婦)25歳 子0歳

結婚を意識した矢先に妊娠が発覚し入籍。昨年8月に出産しました。夫は実父の入院やペットの病気などのために貯蓄を使い果たし、妻が出産費用、マンションの費用などを負担。制度が整った会社に転職し、収入が減ったため貯蓄もままなりません。4月から妻もパートで働く予定。夫婦の生命保険、学資保険、車の購入についてもアドバイスをお願いします。

生命保険はインターネットも利用
生活費3カ月分の貯蓄を目標に

お子さまの誕生とともに、新しい生活がスタートしたお2人。貯蓄はゼロからの出発ですが、これからご家族で力を合わせ、さまざまな夢をかなえていきたいですね。

家計簿からは、赤ちゃんを育てながら食費なども無駄がなく、とても頑張っている様子が伝わってきます。支出の中では水・光熱費がやや高め。冬場という季節的な要素があると思いますが、気候がよい時は1カ月2万円以内を心がけて節約しましょう。また、お小遣いの目安は手取りの10%分。ご主人に協力してもらい、5000円のカットを目指してください。

現在、生命保険に未加入のようですが、貯蓄が少なく、小さな子どもがいるご相談者のような家庭ほど生命保険は必須です。今のご主人の年齢なら、インターネットから申し込む安い定期保険などを利用すると、3000万円の死亡保障を、月3000円以下の保険料でカバーできます。ご夫婦それぞれが日額5000円の医療保険に加入しても、ご主人のお小遣いのカット分でほぼおさめることが可能。ぜひ、検討してみましょう。

支出項目に、カードローンや国民健康保険の返済など、少額とはいえ借金があるのも気になります。まとまった貯蓄ができたら、一括返済するのもよいでしょう。「少額だから」と考えず、借金のない家計作りを目指してください。また、転職の際に、前の勤め先から給料約40万円を払ってもらえなかったとのこと。支払い請求といった対応も考えられるので、無料の法律相談などを利用して何ができるか確認することをお勧めします。

まもなく、奥さまもパートに出られるようなので、今の家計を維持しながら、まずは生活費の3カ月分のお金をためましょう。若くても、やりくり上手なご相談者なら、すぐにクリアできるはず。車の購入など夢の実現を目指して、頑張ってくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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