しっかりと現状と向き合って!
まず予算の袋分けで支出を把握
4人のお子さまの子育てと仕事、毎日ご多忙と拝察します。忙しさもあってか家計管理ができておらず、貯蓄に手をつけているとのこと。今後、お子さまにお金がかかることを踏まえ、しっかりと現状に向き合ってください。
最大の問題点は、食費や日用品などの支出が把握できていないこと。これを早急に改めることから始めましょう。第1ステップとして、月初に、予算を項目ごとに割り振って〝袋分け〟することをお勧めします。1カ月で固定費以外に残るお金が7万円なら、「食費4万5000円」「オムツ・ミルク代1万円」「日用品その他1万5000円」といった形で予算を決め、封筒にお金を入れ、その範囲でのやりくりを心がけましょう。
途中で不足が出た場合には、いくら補ったかを封筒に書き込み、1カ月が終わった時点で集計すれば各支出が把握できるはず。支出が分かったら第2ステップとして、各項目の節約目標を設定しましょう。
今把握できている支出の中で負担が重いのが、車関連費。2台のランニングコストが家計を圧迫しています。ご主人の勤務先に駐車場がなく、その費用も負担しているようですね。電車通勤に切り替えるなど、保育園の送迎に使う1台だけの保有で済むような方法を考えてみてください。
さらに、通信費は最近話題となっている〝格安スマートフォン〟の活用なども検討するとよいでしょう。従来のものと比べて一定の制約はありますが、使い方次第では通信費をぐっと下げることができますよ。
毎月の赤字のみならず、クレジットカードを「リボ払い」にしているなども不安要素。余裕がない上、借金が少しずつ膨らんでいるというのは危険な状態です。「よく分からないから後回し」ではなく、手遅れになる前に、早急にできる手立てを打っていきましょう。