頑張りすぎ、こだわりすぎは禁物
繰り上げするなら「期間短縮型」を
しっかりと目的別に分けて、手取り収入の約20%を貯蓄するなど、とても堅実な家計簿。「グアム旅行用貯蓄」というのは、家族の夢が込められていてすてきですね。ぜひ、実現させていただきたいと思います。
支出は、どの項目も上手に抑えることができています。中でも食費は2万円とかなり低い水準。食材を工夫するなどして無理なく抑えられているならOKですが、もし栄養面に不安があるならば、繰り上げ返済や学資貯蓄のペースを少し緩めても大丈夫ですよ。何かと忙しい子育て世代に、頑張りすぎは禁物です。
ご主人のゴルフ代やお小遣いが高くはなっていますが、つきあいや出張の関係で減額は難しいようなので現状維持で。こういった経費があってのお給料ですから、今のところ切り詰めることは考えなくてよいでしょう。
「失業保険がないと赤字」とお考えですが、赤字ではありません。月々5万円以上の貯蓄と、ボーナスからまとまった貯蓄もできますから、健全な家計といえます。悲観的に考えることはありません。
子どもをもう1人持つことも、「経済的に厳しいかも」とお考えのようですが、0~3歳未満までは児童手当が月1万5000円支給されます。また、出産後1~2年内には奥さまも働くことをお考えのようなので、教育費や習い事などの負担増にも対応できるでしょう。何より、子どもは望んですぐに授かるものとも限らず、また出産年齢のリミットも気になります。「お金に不安のない状態」をつくることにこだわりすぎて、タイミングを逃さないようにしてください。
繰り上げ返済用の貯蓄が、310万円用意できていますね。繰り上げ返済は早い時期に行うほど効果が高いため、現時点で、毎月の返済額が変わらない「期間短縮型」で行ってみるのもおすすめです。